
ここにすべての人に心を開き、行動するひとりの宗教家の姿がある。ヨハネ・パウロ2世―。彼は、「空飛ぶ教皇」といわれるほど多くの国をめぐり、抑圧された人権の解放を促し、愛と平和、核兵器の廃絶を願い国際紛争に憂慮し、地上から暴力や貧困の追放を訴えた。
1981年2月に来日したときの、東京、広島、長崎で彼が残した愛と平和のメッセージが、今、ここに、新たに私たちの心を熱くする。彼が残したメッセージは、憎しみと紛争が絶えないこの世界にあって、いつまでも輝く指標として、私たちを力づけ導いてくれるだろう。
1981年教皇訪日公式記録映画